2009年5月27日水曜日

5.15 沖縄県伊是名島 *南の島の過疎の島

昨夜奄美大島からフェリーに乗り、

昼前に那覇に到着したので伊是名島に到着することでおしまい。

偶然にも今日が沖縄の本土返還記念日だったそうで...

なにか運命的なものを感じます。



● 今日の出会い

 −神山和利さん

伊是名島のキーパーソン。

現在は村役場住民福祉課に所属され
島内唯一の保育園長先生として勤務。


−神山さんご家族

じいちゃんは飴づくり職人からパン職人、

現在はサトウキビをつくり、ヤギを飼い、
土産用のカステラも作る...
スーパーマルチプレイヤー!

ばあちゃんは食堂を切り盛りし、

奥さんの澄子さんはパン&ケーキ屋さん...

と伊是名島にとって必要不可欠なキーファミリーです(笑)



● 今日の一言

釣りが一番楽しい。

ゲームはなにもすることがないときしかしないかな。


−神山勇太郎くん



● つれづれ日記

いろいろと迷ったけれども

当日になって伊是名島へ最初に向かうことにした。


バタバタしてしまったけれども来てよかった気がする。

加計呂麻島とほぼ同規模の島であり比較ができる。

明日からが楽しみです。


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5.13-15 鹿児島県 加計呂麻島 *スロー&ナチュラルアイランド


● 今日の出会い ●

-元田義照さん/笹乃さん
現在「お宿吉水」にて修行中の
前枝くんのおじいちゃんと伯母さん

-坂田さん夫婦
須子茂集落に移住してきた夫婦。
旦那さんはテントの企画デザイン、
カヤックづくり、商品パッケージデザイン・・・
などをやってきた。

-瀬戸口小夜子さん/福田マスエさん
島を回っている時に
お餅をついていたので声をかけて
お茶をよばれたらうどんまでご馳走してくださった。

-福島ツキ子さん
農作業をしているところ話しかけたら
食事をご馳走に・・・89歳にも関わらず
目も耳も悪くないし農作業も毎日こなす。


● 今日の一言 ●

前を走っている人たちをつないで欲しい。

-坂田正明さん


● つれづれ日記 ●

奄美大島からさらに船を乗り継いだところにある加計呂麻島。

ここは観光地かもあまりされておらず
昔ながらの景色が残っていて・・・
泊めていただいた須子茂集落では
波の音を聴きながら眠りました。

ここの島は時計の秒針のリズムではなく
波が刻むリズムで時が流れています。
潮風が吹きぬける集落は本当に心地がよかった。

この島ではたくさんのことを考えました。

泊めていただいた元田さん宅は
おじいちゃんが要介護の状態で
在宅の現場ははじめてだったので
その大変さを共に生活をさせていただく中で感じました。

ばあちゃん達がやさしくて
はじめてあって30分後には食事をご馳走してくれたのですが(二日連続)
こんなに素敵な島にも戦争の傷跡が強く刻まれていることを知りました。

ツキ子さんは
戦争中は山の中に掘っ立て小屋を建ててそこで暮らし、
終戦後には米軍におびえながら裸足で山から木を切り出してきて
みんなで家を建てた・・・その家に今も暮らされています。

坂田さんは
若い力でこの島に産業を興そうとされています。

こんなにきれいな自然があっても
やはり人口減少、高齢化はどんどん進んでいます。

いま必要なのは、大きな外資による雇用ではなく
地域に根ざしたスモールなビジネスのモデルをつくっていくこと。
これが島の豊かさを傷つけずに
若い人たちが安心して暮らせる社会をつくると思います。

自分に貢献できるのはどのようなことなのか・・・
考えていきたいと思います!

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2009年5月26日火曜日

携帯電話について

友廣@鹿児島県日置市です。

報告はまた後ほどするとして、、
インターネットをお借りしているうちに
携帯のことについてお知らせを。

なんと!

海水に沈んだ携帯電話のアドレス帳ですが
奇跡の生還をいたしました。

丸一日、泊めていただいている鳩野さん宅で
携帯のことばかりさせていただいたおかげで
なんとか自力で救出できました。

現在みなさんに連絡しているところですが
なにかあればyuichi.tomohiro@gmail.com(@を半角に)まで送ってください!
携帯でもこのアドレスを使っていこうと思います。

どうぞ宜しくお願いいたします!

今回の旅で三軒目の酪農家さんです。
身体を動かすのは働いた実感があります。

では、取り急ぎ宜しくお願いします!


2009年5月23日土曜日

5.12 鹿児島~奄美大島へ


5月12日 

朝まで鹿児島で作業もろもろ。
銭湯を探し歩いたりしたあと
無料で車を停めれる場所を
手塚賢太郎さんに教えていただき、
鹿児島~奄美大島へのフェリーに乗る。


● 今日の出会い ●

-手塚賢太郎さん
鹿児島で家具作り修行中の
屋久島で泊めていただいた手塚家のご長男。
白川山の新貝航さんからご紹介をいただきました!

山田賢明くん
フェリーのお風呂の中で出会った(笑)
ヒッチハイク日本一周中の好青年!
ドラマにもバリバリ出ていた俳優だったそうだが
思うところあって飛び出してきたとのこと。


● 今日の一言 ●

「ホンモノ」というのは
命をかけて自分の人生を生きること。
その人が生み出すもの(なんじゃないか...)

―自分



● つれづれ日記 ●

昨日は朝までファーストフード店で
コーヒーいっぱいでねばった。

なにができたわけでもないが、
あふれる経験を消化するためには
一人の時間が必要だということに気づく。

屋久島でお世話になった手塚家の長男
手塚賢太郎さんが忙しいところ
わざわざ駐車場を教えるために
出てきてくださった。感謝!


そして、船上では
山田賢明くんと運命的な出会い。

彼はぼくにはない
心のエンジンを持っている。

彼は自分のエネルギーを届けるのが得意な人だった。
プロとして俳優、ミュージシャンをやってきたわけだから
当然といえば当然なのかもしれないけど、、
人のエネルギーを受けるのが好きな自分とは対極的。

エネルギーはあるし
希望を描く力があり
コミュニケーション能力は抜群。

なにより、
表現することに躊躇がない。
それがいい!

こんな同年代がいると
手放しでうれしくなる。
将来が楽しみだ(彼の方が年上なのですが...^^)


今日は特に行動をしていないけど

それでも大きな一日だった。

船上では頭がぐるぐるして眠れない。




新たな旅立ち@船上より

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*作曲しながら眠る賢明くん


2009年5月20日水曜日

携帯水没・・・

友廣@那覇です。

伊是名島での離島生活に加え、
そして海に携帯を落とすという失態をしてしまい
ブログの更新が大幅に遅れております。

いろいろと確認してみると、
ポイントを使うと今までの携帯料金のみで
iphoneが購入できることが判明したので(!!)
思い切って変えてみることにしました。
現在対応中です。

iPhoneにすると機種変更でもアドレスが変わってしまうので...
本当はアドレス帳も水没したことから
メールアドレスを変えたくないのですが
仕方ないのであきらめます。

iPhoneの導入により
ブログの更新などもバージョンアップする予定。
がんばります!

今日は携帯やらなんやらに奔走していたので
明日あさっては那覇で人をたずねて回りつつ
iPhoneの設定&今までの記事更新をしようと思います!


良い出会いばかりなので
書きたいことがたっくさんあるのですが・・・
しばしお待ちください><




2009年5月16日土曜日

[Column] 水俣のイメージ


「水俣は白黒だと思っていた」

吉本さんが出会った人が
そんなことを言ったそうだ。

水俣で聞いたとき
思わず笑っていたけれど、
振り返ってみると水俣の色は灰色だった。

みんな
悲しんでいるか
苦しんでいるか
怒っているか
泣いているか...

そんな印象しか持っていなかった。
だって、教科書でも、テレビでも、
目にするものは全てそうだったから。


水俣に到着してすぐに
吉本さんはタケノコ掘りに連れていってくださった。

竹やぶに入り、
みんなでタケノコ探しに集中した。

帰ったら大きな鍋に火を起こし
アク抜きをしたら
おいしい料理になって食卓にならんだ。

竹やぶを歩き回って自然を感じ、
そして、自然の恵みをいただく喜びを得る。

「まずは"おいしい"から入ることが大事だ」

初日を終えたとき、
水俣のイメージは
鮮やかな黄緑色になっていた。


この経験は大きい。

「言葉は大事だ。
 でも、言葉にした瞬間、言葉から漏れてしまうものがある」

公平な情報なんてないし
すべてを切り取ることなんてできない。

でも、このことを強く認識することは大事だなぁと思う。


ぼくは客観的な水俣を伝えるつもりはない。


濃い灰色の上に重なった黄緑色を――

灰色があるからこそ引き立つ
鮮やかな黄緑色を伝えたい。



水俣を他の地域に当てはめても同じだ。

レンズを曇らせないように
しっかりと磨いていこうと思う。



2009年5月15日金曜日

伊是名島へ

友廣@伊是名島へのフェリーの中です。

なぜかこの瞬間、
ソフトバンクは圏外でイーモバイルがつながっています。
というわけで、またすぐに圏外になるかと思いますので
取り急ぎの更新だけしてみました。

総務省過疎対策室の村上さんから
伊是名島の神山さんをご紹介いただきました。

離島で先進的な面白い取り組みをされているようで
とても楽しみです。

沖縄はあまり滞在期間がないため
伊是名も2~3日しかいられませんが
充実した時間にしたいと思います。

PCの更新も、、早くしたいのですが、、
しばしお待ちください!


沖縄へ

友廣です。
奄美大島の南に位置する
加計呂麻島に滞在していました。
(詳しくはイーモバイルがつながった際に更新します)
さきほどフェリーに乗り込み
沖縄へ向かうことにしました。
明日8時半に那覇に到着する予定。
相変わらず予定は未定ですが
きっと充実したものになるはず!
引き続き、どうぞよろしくお願いします!


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2009年5月12日火曜日

5.11-12 屋久島 白川山 *禅寺一日修行

● 今日の一言 ●

子どもは自然の中で育てたかった。

-手塚賢至さんの言葉


● 今日の出会い ●

-芙蓉寺 道林住職
HPはコチラ→http://www.d1.dion.ne.jp/~dourin/


● つれづれ日記 ●


白川山集落の一番奥に
曹洞宗のお寺「芙蓉寺」がある。

白川山という集落は
海から内陸に4km入り標高250m登ったところに位置し、
屋久島でもっとも内陸で高い集落。

その白川山の民家が存在するところから
どんどん山を登り
途中に川を渡った先に
緑にあふれる畑が見える。

昨日、
「この村に曹洞宗の方はいるんですか?」
と田津子さんに聞いてみると
誰もいないとのこと。

つまり、檀家のいないお寺。

しかも
お寺を自分で作ってしまった...というので
興味が沸いてきたので一泊させていただくことにしました!



住職の道林さんは
山奥の土地を自らの手で開墾し
畑を耕し、家を建て、お寺を建て、
自らHPを管理し、SEO対策までされています。

半農半住職?
現代的百姓型住職?

ちなみに檀家はいない。

この背景にある哲学からは
学ぶべきことがたくさんありました。



もともとゼネコンで働いていたけど
ここで一生を過ごすのは違うと思い
旅に出た。徒歩で日本を巡る旅。

「歩くことは座禅だった...」と振り返る。

逃げられない状況をつくって
ひたすらに歩くということ。
座禅はいやになったら止めれるけど
徒歩の旅は歩みを止められなかったから
「旅の方が大変だった」


ここでは座禅の一日修行もされている。
「体験」ではなく、あくまでも「修行」
「365日の中の貴重な一日を費やすのだから体験ではもったいないだろう。
 人生の内の一日を費やすからには一生懸命取り組んでもらいたい」

そうおっしゃる住職は
畑の開墾を行い
三つくらいある家屋も
そして立派な座禅道場も
すべて自身で建ててしまったという。

本当に立派な座禅道場。
完全のプロの領域だけれども、
「基本は同じ。応用すればできるんだよ」
と言ってのける。

ちなみに、
「家だって自分で0から建てたんだから、
 ホームページのひとつくらい作らないとと思って」

そんな発想でHPの作成もすべて一人でやってしまう。

家もホームページも
10年経ってようやく要領が掴めたそうだ。



滞在費を支払えない代わりに
手塚さんからいただいた焼酎を持たせてもらった。
手塚さん、、ありがとうございました><

到着後はさっそく滝行を。

身を清めたあとは
庭いっぱいに生える明日葉を食べる。

なんでも、明日葉は不老不死の食材とも称されたそうで
相当エネルギッシュ。翌日はニキビができました。

最近は無人島にて
プチサバイバル修行なるプログラムをやっているそうで、
これはぜひ体験したい!ということで
いずれ人を集めて来たいと思います。

屋久島の大自然の中で
座禅が組みたくなったら
ぜひとも芙蓉寺をたずねてみたください!




5.11-12 屋久島 白川山 *禅寺一日修行

● 今日の一言 ●

子どもは自然の中で育てたかった。

-手塚賢至さんの言葉


● 今日の出会い ●

-芙蓉寺 道林住職
HPはコチラ→http://www.d1.dion.ne.jp/~dourin/


● つれづれ日記 ●


白川山集落の一番奥に
曹洞宗のお寺「芙蓉寺」がある。

白川山という集落は
海から内陸に4km入り標高250m登ったところに位置し、
屋久島でもっとも内陸で高い集落。

その白川山の民家が存在するところから
どんどん山を登り
途中に川を渡った先に
緑にあふれる畑が見える。

昨日、
「この村に曹洞宗の方はいるんですか?」
と田津子さんに聞いてみると
誰もいないとのこと。

つまり、檀家のいないお寺。

しかも
お寺を自分で作ってしまった...というので
興味が沸いてきたので一泊させていただくことにしました!



住職の道林さんは
山奥の土地を自らの手で開墾し
畑を耕し、家を建て、お寺を建て、
自らHPを管理し、SEO対策までされています。

半農半住職?
現代的百姓型住職?

ちなみに檀家はいない。

この背景にある哲学からは
学ぶべきことがたくさんありました。



もともとゼネコンで働いていたけど
ここで一生を過ごすのは違うと思い
旅に出た。徒歩で日本を巡る旅。

「歩くことは座禅だった...」と振り返る。

逃げられない状況をつくって
ひたすらに歩くということ。
座禅はいやになったら止めれるけど
徒歩の旅は歩みを止められなかったから
「旅の方が大変だった」


ここでは座禅の一日修行もされている。
「体験」ではなく、あくまでも「修行」
「365日の中の貴重な一日を費やすのだから体験ではもったいないだろう。
 人生の内の一日を費やすからには一生懸命取り組んでもらいたい」

そうおっしゃる住職は
畑の開墾を行い
三つくらいある家屋も
そして立派な座禅道場も
すべて自身で建ててしまったという。

本当に立派な座禅道場。
完全のプロの領域だけれども、
「基本は同じ。応用すればできるんだよ」
と言ってのける。

ちなみに、
「家だって自分で0から建てたんだから、
 ホームページのひとつくらい作らないとと思って」

そんな発想でHPの作成もすべて一人でやってしまう。

家もホームページも
10年経ってようやく要領が掴めたそうだ。



滞在費を支払えない代わりに
手塚さんからいただいた焼酎を持たせてもらった。
手塚さん、、ありがとうございました><

到着後はさっそく滝行を。

身を清めたあとは
庭いっぱいに生える明日葉を食べる。

なんでも、明日葉は不老不死の食材とも称されたそうで
相当エネルギッシュ。翌日はニキビができました。

最近は無人島にて
プチサバイバル修行なるプログラムをやっているそうで、
これはぜひ体験したい!ということで
いずれ人を集めて来たいと思います。

屋久島の大自然の中で
座禅が組みたくなったら
ぜひとも芙蓉寺をたずねてみたください!

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*立派な手作りの道場

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*去年の新潟以来の滝行

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*野イチゴをくれた女の子







2009年5月10日日曜日

屋久島にて

屋久島では白川山という
集落に泊めていただいています。
空気も風景も水も緑も
そこに暮らす人たちも
本当にすばらしいところです。
また出会いに恵まれ
心が揺れ動く毎日です。
��Cがつながり次第
溜まっている記録をまとめて更新したいと思います。
明日屋久島を経つ予定です。


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5.9 屋久島 白川山集落 *環境活動の最前線


5月9日 屋久島

今日は朝から力仕事、
そのあとは集落のてっぺんにある曹洞宗のお寺へ。
夜はパーティーと盛りだくさんな一日。


● 今日の一言 ●

君がいたからできたことがある。
君が去るのは悔しくてたまらない...

-奥田さん惜別の宴にて 賢至さんの言葉-


● 今日の出会い ●

-手塚賢至さん/田津子さん

-芙蓉寺 住職

-環境省 奥田さん 黒部さん 松永さん 川瀬さん

-屋久島に住み、環境を守る意識を持った方 十数名


● つれづれ日記 ●

今日は朝から木を運んだり土嚢を運んだり...
力仕事でしか貢献できないので必死に働く。

夏場並みの気温まで上がるので
汗が流れ落ちて
筋肉は辛いんだけれども
身体が喜んでいるのを感じた。

労働を楽しむ――

これは人生の究極的な目標だと思う。


兵庫県和田山で縄文百姓を実践している
「アース農場」で強く感じたことだけれども

働くことは
シンドイとかラクとかでは決まらない。

ラクな仕事でも
自分の意思に反することを続けていると
身体は疲弊し、心は壊れてしまうかもしれない。

逆に、どんなにシンドイ仕事でも
幸せになる労働のカタチは存在する。

そんな気がする。



夜は環境省から2年間
屋久島に赴任して来られていた奥田さんの送別会@手塚家。
屋久島で環境の取り組みをされている方や
白川山の方々が総勢20名くらい来ていたと思う。

上の言葉は手塚さんの言葉だけど
屋久島で活動されている方々が皆
口をそろえて「奥田くんのおかげで...」
と心から感謝の気持ちを伝えていた。

現場で、
そこにいる人たちとの関わりに
全力を費やしてこられたことが分かる。

だって...
たった一人の官僚の転勤のために
自宅を会場にして方々から人を集めて
皆が食材を持ち寄って労をねぎらうということが
日本中でどれだけあるだろうか。

それくらい
奥田さんは貢献をしたんだということが
この空間に身をおくだけでひしひしと伝わってくる。
これからは本庁に戻り
おそらく来年のCOP10に向けた仕事をするとのこと。

現場経験を生かして
現場で汗をかく人たちとつながりながら
大きな視野で働いてもらえたらな...
なんて、生意気に思ってしまいます。

それにしても、
屋久島で環境系の活動をされている方が一同に会する、
こんな素敵な場に同席させていただけたことに感謝。

今日もありがとうございました!

明日は白川山の一番奥にある
芙蓉寺という禅寺に泊まらせてもらいます!

2009年5月9日土曜日

5.9 屋久島 白川山集落 *環境活動の最前線


5月9日 屋久島

今日は朝から力仕事、
そのあとは集落のてっぺんにある曹洞宗のお寺へ。
夜はパーティーと盛りだくさんな一日。


● 今日の一言 ●

君がいたからできたことがある。
君が去るのは悔しくてたまらない...

-奥田さん惜別の宴にて 賢至さんの言葉-


● 今日の出会い ●

-手塚賢至さん/田津子さん

-芙蓉寺 住職

-環境省 奥田さん 黒部さん 松永さん 川瀬さん

-屋久島に住み、環境を守る意識を持った方 十数名


● つれづれ日記 ●

今日は朝から木を運んだり土嚢を運んだり...
力仕事でしか貢献できないので必死に働く。

夏場並みの気温まで上がるので
汗が流れ落ちて
筋肉は辛いんだけれども
身体が喜んでいるのを感じた。

労働を楽しむ――

これは人生の究極的な目標だと思う。


兵庫県和田山で縄文百姓を実践している
「アース農場」で強く感じたことだけれども

働くことは
シンドイとかラクとかでは決まらない。

ラクな仕事でも
自分の意思に反することを続けていると
身体は疲弊し、心は壊れてしまうかもしれない。

逆に、どんなにシンドイ仕事でも
幸せになる労働のカタチは存在する。

そんな気がする。



夜は環境省から2年間
屋久島に赴任して来られていた奥田さんの送別会@手塚家。
屋久島で環境の取り組みをされている方や
白川山の方々が総勢20名くらい来ていたと思う。

上の言葉は手塚さんの言葉だけど
屋久島で活動されている方々が皆
口をそろえて「奥田くんのおかげで...」
と心から感謝の気持ちを伝えていた。

現場で、
そこにいる人たちとの関わりに
全力を費やしてこられたことが分かる。

だって...
たった一人の官僚の転勤のために
自宅を会場にして方々から人を集めて
皆が食材を持ち寄って労をねぎらうということが
日本中でどれだけあるだろうか。

それくらい
奥田さんは貢献をしたんだということが
この空間に身をおくだけでひしひしと伝わってくる。
これからは本庁に戻り
おそらく来年のCOP10に向けた仕事をするとのこと。

現場経験を生かして
現場で汗をかく人たちとつながりながら
大きな視野で働いてもらえたらな...
なんて、生意気に思ってしまいます。

それにしても、
屋久島で環境系の活動をされている方が一同に会する、
こんな素敵な場に同席させていただけたことに感謝。

今日もありがとうございました!

明日は白川山の一番奥にある
芙蓉寺という禅寺に泊まらせてもらいます!

5.8 屋久島 白川山集落 *山尾三省が愛した土地

5月8日 屋久島 白川山集落



今日も手塚さん宅に泊めていただいています。



● 今日の一言 ●

子どもは自然の中で育てたかった。

-手塚賢至さんの言葉


● 今日の出会い ●

-手塚賢至さん/田津子さん


● つれづれ日記 ●


屋久島の港町から山の方に4kmほど
のぼったところにある白川山(しらこやま)集落。

木々に囲まれた道の奥に家があるため
道を歩いていても家があまり見えない。

そんな集落にある
ほぼ手作りの家。

縁側は常に全開。
猫と犬が寝そべって、
暖かな日差しの中
鳥の鳴き声が響きます。

水は川の水をひいていて、
お風呂は大自然の中の手作り露天風呂。

ガスは使わない。
すべて薪をつかって
お風呂も沸かすし 料理も作る。

素敵な暮らしだなぁと思う。


「どうしてこの村へきたのですか?」

と聞くと、

山尾三省さんが『80年代』という雑誌に連載されていて
その中で、彼が住む白川山集落の土地に住む人を
募集していたのだそうだ。

そこで迷わず連絡をして見に来たら
すぐに惚れてしまったのだそうです。


そもそも、この白川山集落は
昭和初期に大きな土石流が起き
そのあと村人が全員山を降りてしまったのだそうです。

事実上廃村になった村に
山尾三省さんが移住してきて
そこから白川山は第二の人生を歩みだした...

今は16軒の家族が暮らされているとのこと。
...もともとは100人が住んでいたのだそうですが。

手塚さんの家、そして白川山には
山尾三省氏の哲学が引き継がれている...

そんな気がします。

それぞれ個性的な人たちが集まり
新しい自治のもとにコミュニティをつくりだす。

この地も高齢化等々とは無縁ではなく
課題もいろいろあるようですが
すごくおもしろいところです!

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*自家製露天風呂

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2009年5月8日金曜日

5.7 屋久島 白川山集落 *世界遺産の島へ

5月7日 屋久島白川山集落




鹿児島から屋久島へ到着。


行くかどうか迷っていたけれど

山口県「あったか村」の安藤さんからご紹介いただいたので

これもご縁だと思い、昨晩行くことを決めた。

往復一万円。今を逃すと行く機会もないだろうし。



そんなわけで世界遺産の「屋久島」へ。


● 今日の一言 ●


家の中心に火を灯していたかった。

-手塚賢至さん


● 今日の出会い ●

-手塚賢至さん/田津子さん
ヤクタネゴヨウ調査隊
屋久島生物多様性保全協議会 会長

-斉藤さん
手塚さんのお隣さん
青年海外協力隊で理数科教師としてトンガへ二年間赴任した後
屋久島へ定住


● つれづれ日記 ●

今日はJOYWOWの石丸さんの協力をいただき
スペシャライズドジャパン社から提供していただいた
自転車を高速船に乗せて鹿児島から屋久島へ渡りました。

高速船に乗ってしまったがために
到着港から家までが遠くなってしまい、
しかも荷物を持ってきすぎたため
30キロ以上の道のりを9割歩いて向かいました。
休憩無しで約6時間かかりました。

でも、歩いていると
ふと風を感じる瞬間があって...

空気っていつでも動いているし、
車に乗れば空気がガサガサぶつかってくるんだけど、
汗をかきながら身体を動かしているときに
ふと"風"を感じる瞬間がある。

ついつい分かりやすいところを
切り取ろうとしてしまうんだけど、
本当に心に残るのってこういう瞬間なんだな。

どんなにいい景色を見ても
どんなにいい話を聞いても
心が動かないことは
掴めていないのと同じ。

ふとした瞬間に心がとらえる風のように
目の前にあることに意識を集中しながら
その中であらわれてくる"ナニカ"を大切にしたいと思う。

どんなにいい話を本で読むよりも、
なにげないことから感じることこそが
明日につながる気がするから。

記憶を記録していこう――



手塚さん宅は7人お子さんがいる。
今はみんな出て行っているけれども
家の中心には囲炉裏があって
そこに火を灯していたかった...

という賢至さんの言葉に妙に納得しました。

囲炉裏のある家は
やっぱりいいなぁ。

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スペシャライズド社の自転車、、かっこいいです!

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家の中心で火をともしている囲炉裏

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屋久島名物トビウオの刺身


2009年5月7日木曜日

5.7 いざ、屋久島へ

水俣市@吉本哲郎さん宅の滞在を終え、今朝鹿児島港に到着しました。これからフェリーに乗って屋久島へ向かいます。
山口県立大学の安藤さんにご紹介いただいた手塚さん宅に泊めていただきます。
またこれからなにが起きるのか楽しみです。盛りだくさんの報告はPCから更新するのでしばしお待ちください!
いってきます!


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5.6 熊本県水俣市 *土本紀昭さんの言葉


GWを共にした
川村、兼康、小口、草野が帰京。

お世話になりっぱなしだったので
少しでもなにかお手伝いできれば...
と思い、吉本さんの仕事を手伝わせていただきました。

が、結局おいしい食事をご馳走になり、
お世話になってしまいました(苦笑)



● 今日の一言 ●

「知る」ことが増えるということは、
「知らない」ことが増えるということ。

-吉本哲郎さんに言われた言葉



● 今日の出会い ●

吉本さん一家のみなさん

→お孫さんのあやめちゃんが
 お誕生日で4歳に!おめでとう☆



● つれづれ日記 ●

いろいろな偶然が重なり、
水俣に来ることができました。

「地元学」については興味があったし
少しずつは聞いたり読んだりして知っていたけれど...
しっかり学ぶ機会を持てずにいました。

そんな失礼な状態での訪問だったのですが
吉本さんと5日間ご一緒させていただき
端っこくらいは理解できた気がする。

いま、ぼくらが水俣から学ぶべきことは多い。

これを伝えることもまた
この出会いの意味であり
責務なんだと思う。



今日は吉本さんが企画されている
土本典昭さんのパネル展のパネル作成をお手伝いしました。

土本典昭さんは
記録映画作家で
水俣を40年に渡って撮り続けた方である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%9F%E6%9C%AC%E5%85%B8%E6%98%AD


「その人の目を見ていれば
 その人の目の動きでね
 世界がその人の目の動きにあるはずだ。

 世界なんか描かなくても
 その人の瞳の輝きでね

 世界がわかるということだって
      あるんじゃないか――」

http://www.youtube.com/watch?v=C1YcMfOD4AE


命をかけて撮る
単なるドキュメンタリーを超えた
人間と人間のぶつかりあい。

監督さえも、
客観的に俯瞰するのではなく当事者となった。
この覚悟からしか見えない世界があるのだと思う。


また、文章で興味深かったのは

「水俣に快楽を失ったら
 その時は躊躇なく
 ほかの世界にカメラを持っていってしまうだろう」

という一文。


彼は人間を撮った。

「患者さんと出会っていく。
 その出会っていった喜びを
 記録していったつもりだから・・・

 自分の中にある人間の共通性というか
 「感動」というか、そういったものの発見でもある」


"まなざし"とはなにか、
自分の中で新たなテーマが生まれました。


水俣での滞在は
一見「限界集落」というものとは外れましたが
大きくかかわりのある必然的な出会いだったと思います。


吉本哲郎さん、ご家族の皆様
どうもありがとうございました!



2009年5月6日水曜日

5.5 宮崎県綾町 *いのちを守ってきた町

5月5日

今日は朝から
木下さん一家を鹿児島空港まで送った後
宮崎県綾町へ連れて行っていただきました。


● 今日の出会い ●

-「綾の手紬染織工房」秋山さん
http://www.goto-chi.com/seisansya/tetsumugi.htm


-「オーガニック郷田」
綾町を導いた郷田町長の娘さんとお孫さん?が
経営されているオーガニックレストラン。
隣は薬局で、もともと薬局を営まれていたが薬を売らないという信念だそうです(笑)
http://www.shiwa-mirai.com/kaze/message.html

-「綾国際クラフトの城 玄太染織工房」玄太さん
http://www.gurunet-miyazaki.com/mingei/sensyokukobo/gentasensyokukobo.htm



● 今日の一言 ●

観光振興はしなかった。
やったことは本物の生活づくり。

-故 郷田前町長の信念



● つれづれ日記 ●

産業がなく耕地も少なく
「夜逃げの町」と言われた綾町。
S40年以降、生産性向上とは反対の方向に向かったそうだ。

郷田前町長は町をあげて照葉樹森を守り、
企業誘致ではなく職人誘致をしてきた。
目指したのはホンモノのまちづくり。

「観光」という言葉を使わずして
まちづくりを進めてきた結果、
一年間に120万人が訪れる町になっているそうだ。

かつてはなにもなかった農山村。
今だって特別な資源はなにもない。

しかし、今日一日吉本さんに
案内していただいて気づいたことは、
あたりまえに存在するものが人を呼ぶということ。

森が人を呼び、
水を汲みに人が集まり、
おばあちゃんの作る食べ物が即完売する。

"ないものねだり"をせず、
"あるものさがし"を続けるという覚悟。

郷田さんも
秋本さんも
玄太さんも
みんな想いを持って続けた人でした。


玄太さんがおっしゃった言葉、

「横糸と縦糸が交わって面になっていくのに感動して...
 気づいたら35年たっていた」

かっこいいです。


日本全国をまわっていると
至る所で耳にするのが綾町。

町全体が有機的につながり
同じベクトルのもとに動いている感じがあります。

そして、特別な資源や予算があるわけではなく
当たり前のことを当たり前に(ちょっと強引に)
時代のセンスを捉えて続けてきた結果の成果である。

郷田さんは他にも
一家多品運動、
屎尿・畜産糞尿・生ごみのリサイクル、
そしてなんと自らの私財を投じて
健康保険組合までつくってしまったという。

やはり「結果」の背景には
しかるべき「原因」がある。

地域の場合
その背後には必ず人生をかけた人がいる。

吉本さんのお話を伺う限り
郷田さんは相当の豪傑だったようだ。
一度はお会いしてみたかった・・・

それでも、
あの福井県の池田町も綾町を見本にしたと言っていたし、
日本全国から研修や視察という名の下に人が集まる。

綾町の事例は
希望を与えると思う。

大切なことが詰まっている。

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*郷田前町長が守った2千haの照葉樹林

P5051018 (Small).JPG
*時代を先取りして町をあげて有機農業に取り組んでいた。

P5051023 (Small).JPG
*琉球染めを綾で受け継ぐ秋山さん。歴史に翻弄されてこられた話は壮絶だった。

P5051030 (Small).JPG
*玄太さんの縦糸と横糸の感動からはじまる織物物語は素敵だった。
  焼酎をぶらさげて花見をする企画があるとのこと・・・
  まずは自分が楽しまないといけない、という理念も納得。

P5051009 (Small).JPG
*オーガニック郷田のランチ。メニューはこれだけ。
  めっちゃくちゃおいしい。素材がいきている。
  ちなみに素材は息子さんが自然農的な農業でつくられている。


2009年5月5日火曜日

5.4 熊本県水俣市② *水俣病資料館 etc.


5月4日@熊本県水俣市


● 今日の一言 ●

「また来たい」と思ってもらえる資料館にしたかった。
帰る時には、絶望ではなく希望を感じて欲しかった。

-吉本哲郎さん-



● 今日の出会い ●

-吉本哲郎さん
 水俣病資料館 前館長
 地元学ネットワーク主宰
 
-金刺潤平さん(株式会社浮浪雲)
 井草を使った壁紙を作成

-吉本家のみなさん

-木下富美子さん(&娘のさきちゃん)
 博報堂「地ブランド」統括ディレクター
 『地ブランド 日本を救う地域ブランド論
 ↑
 最近売れているこの本の方です^^



● つれづれ日記 ●

水俣病資料館に連れて行っていただいた。

吉本さんは、水俣にはじめてくる人には
資料館には連れて行かないという。

まずは
食で味わって、
風景を味わって、
人を味わって、

それから...

それくらい水俣という地は
「水俣病」の印象が強くて、
ひとくくりにしてみて欲しくないということなんだろうと思います。

ぼくらはまんまとはまりましたが(笑)
かつて水俣病が起こった地だなんて
すっかり頭から抜けてしまって、
魅力にあふれる農村のイメージしかなかった。

こういうことの積み重ねで
地域は変わっていくのだと強く実感しました。



資料館の入り口に掲げられた
吉本さんの言葉――


人は
 ボールを投げるために
 後ろに
 いったんふりかぶる

人は
 高く上に飛ぶために
 下に
 一度かがむ

 前や上を未来
 後ろや下を
 過去
 だとすれば

人は
 未来のために
 過去を振り返る
 ここに生きる
 希望を
 つくるために

水俣病資料館は
 おきたことを
 明らかにしながら
 犠牲を無駄にしない
 社会づくりに役立てて
 未来に生きる
 希望を作るために
 あるのです



水俣病は、

壮絶な悲しみと
憎しみと痛みを

この地に残した。


しかし、
どんなに過酷な状況にあった被害者も
その家族も、遺族の方も・・・

命ある限り
生を輝かせるために
希望を抱く。

もう一度立ち上がり
生きたいと願った。


――人は絶望だけでは生きてはいけない。


ここから学ぶべきことは大きい。



井草で壁紙をつくっている金刺さんとお会いした。
徹底的に環境に配慮した壁紙をつくっている。
これはオススメ!

新築を建てる方は
化学物質を吸着してくれるそうです。
多孔質の珪藻土などと同じ働きをしてくれるようで
湿度の調節も、壁紙が呼吸するようにしてくれますよ。

▽水俣浮浪雲工房
http://www.npobin.net/haguregumo/
http://www.eco-online.org/eco-news/2007/08/20-065436.php



*古代の神様 山のてっぺんなのに珊瑚や貝などの海のものが奉られている

P5040990 (Small).JPG
*水俣浮浪雲工房 金刺さん
P5041007 (Small).JPG

*下はどちらも水俣病資料館
P5040998 (Small).JPG

P5041001 (Small).JPG



2009年5月4日月曜日

5.2-3 熊本県水俣市 *「地元学」吉本哲郎さんを訪ねて


5月2~3日@熊本県水俣市

前水俣病資料館館長であり
地元学ネットワーク主宰の吉本さん宅に泊めていただいています。

GW期間中に東京から
ウェブを作ってくれた兼康をはじめとして
大学時代の仲間である
川村・小口・草野の4名来てくれています。

今回から少し記事のスタイルを変更してみます。

そして、内容の重さに関わらず
些細なことでも更新するようにしていきます!
(ネット環境によるタイムラグは生ますが...)


モットーである

 変わらずに
 変わり続けること

を大切にして
試行錯誤を繰り返していきたいと思います。
どうかお付き合いください!



● 今日の一言 ●

ないモノねだりをせず、
あるモノさがしをすること。

まずは自分の足元から。

愚痴を自治に変える。

-吉本哲郎さん-



● 今日の出会い ●

-吉本哲郎さん
 水俣病資料館 前館長
 地元学ネットワーク主宰


-木下富美子さん
 博報堂「地ブランド」統括ディレクター

-藤田裕一さん
 農林水産省

≪≪お二方とも吉本さん宅でお会いしました。




● つれづれ日記 ●

吉本さんは水俣の絶望から希望を見てこられた方だ。

水俣病を撮り続けた映画監督
土本典昭さんの言葉を度々引用された

「人は絶望だけでは生きてはいけない。
 水俣はそれを教えてくれた」

吉本さんは
生きるためには「逆境」と「笑い」が必要という。

「冗談を言え」と。

水俣が"希望"から立ちあがり、
全国一の環境先進都市になった
その影を支えてこられた吉本さん。

絶望があるからこそ希望を求める。
「おれたちは希望を探してたんかもしらんな...」

希望から再出発した水俣は
今ではその影を感じられないほど
輝きを放つまちでした。



二日連続でタケノコ掘りをしました!
ほぼタケノコのみの料理が食卓に並ぶ...
でも全く飽きない!本当においしくて食べまくっています。
竹やぶに行くだけでこんなに贅沢な食卓が生まれるとは...。

水俣はおいしい!




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2009年5月3日日曜日

5.2 移動中

友廣@熊本です。
福岡県八女市から大分県別府市、
大分県国東市と巡り
これから一路水俣市を目指します。
この間も、驚くような素晴らしい出会いに恵まれていたのですが
また改めて書きたいと思います。
八女で泊めていただいた原口さんからのご紹介で
「地元学」を提唱されている吉本哲郎さんのお宅に本日泊めていただけることとなりました。
以前からお会いしたかった方なので、しっかりと学ばせていただこうと思います!