2009年10月26日月曜日

【報告会】[1/8]「自分の仕事」を考える3日間プレイベントにて!

寒さが深まる秋の夜長、
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
友廣です。

「自分の仕事」を考える3日間
http://www.library.pref.nara.jp/event/talk_2009.html

この、奈良県立図書情報館で行われるワークショップのプレイベントにて
『ムラアカリをゆく』の報告会をさせていただくことになりました!

ぜひとも来ていただきたいと思い、
こちらにも紹介させていただきました!

このワークショップのファシリテータであり
デザイナーであり仕事研究家である西村佳哲さんは

『自分の仕事をつくる』
『自分をいかして生きる』

という二冊の本を著されています。

実は、『自分をいかして生きる』の方は
ついさっき読み終えたばかりなのですが、

まるで周りの世界が動きを止めたかのような静けさの中で
没頭して、のめりこんで一気に読んでしまいました。
いい映画を見終わった後のような読了感があります。
ぜひ読んでみてください!

そして『自分の仕事をつくる』の方も
僕の人生に大きな影響を与えてくれた本です。

ちょっと長いですが、
そのエピソードを書かせていただきました。
ぼくの過去の話も一緒に。

�� + + + + + + + + + + + + + + 

思えば、僕が大学を卒業するちょっと前
自分の人生を歩みたいという生意気な想いを抱えつつも
それを実現する術を持ち合わせていなくて悩んでいました。

でも、留まることを許さないもう一人の自分が
「逃げてはだめだ、とりあえず卒業しなさい」
とばかりに追い討ちをかけ、
ついに進路未定のまま卒業というフィナーレを迎えます。

もちろんそれまでの期間も
「就職活動をしない」という選択をする一方で、
卒業後の仕事をつくるために仲間達と動いていました。
しかしそれが、いろいろあって卒業直前にゼロに戻ります。

周りのみんなは就職が決まり、
卒業後の生活に胸を弾ませている一方で
ぼくは一人焦燥感に駆られ葛藤していた覚えがあります。

その後は会社を立ち上げるという方に
一旦拾っていただくことになるのですが、
それが卒業一週間前くらいのことだったでしょうか。
卒業式当日も明日からのことで頭がいっぱいでした。

常に自分で主体的に選択しているので、
辛いとか大変だとかはあまり思ったことないのですが、
それでもやっぱり卒業前は不安で胸が詰まるようでした・・・。

そんな時、ふと手にしたのが
西村さんの前著『自分の仕事をつくる』でした。

前々からある方に薦めていただき買ってはいたのですが
読むタイミングを逸していて、しばらく本棚にしまってありました。

しかしある夜、不安を抱えて眠れない僕の目に
不意に飛び込んできたのがこの本だったのです。

一晩かけて一気に読み、
途中でなぜか涙ぐんだのを覚えています。

詳しい内容は覚えていないのですが、
そこに書かれている人たちに、
その生き方や生き様に、
希望の光を見たのだと思います。

感極まったぼくは、翌朝早朝に起きて、
その中に載っていたある方に会うべく家を飛び出しました。

同じような行動をする人がいたら困るので誰とは書きませんが
��そんなあほなやつはいないと思いますが^^)
その一日は無我夢中で、本当に興奮のままに終わりました。

その一日で、なにが変わったわけでもないのですが、
ぼくが心から歩んでいきたいと思う場所にいる人が

なにを考え、
なにを想い、
どのように生きているのか。

どんな場所で、
どんな景色を見て、
どんな作品を残しているのか。

それをこの目で見たいと思ったのです。
実際、見たことで僕の心は穏やかになりました。


泳ぎを止めてしまうと下流に流される・・・
だから必死で上流に向かって手足を動かすことで
辛うじて流されないで留まろうとしていた・・・

それくらい、自分が立つ世界は
あまりに川の流れが速すぎて
その流れに抗うのが難しかった。

でも、流されると自分が自分でいられない気がして。
藁をもすがる気持ちで、家を飛び出しました。

その方には、ご迷惑をおかけしてしまい、
心から反省しています。
そして感謝しています。


このあと、西村さんご本人とも実際にお会いさせていただき
お世話になることになるのですが・・・
その辺りのことはまたの機会に書かせていただきますね。

�� + + + + + + + + + + + + + + 

そして、なんと・・・(話は飛びますが;)

2010年1月8日には、その西村佳哲さんが聞き手になって下さり
「ムラアカリをゆく」の報告会をさせていただくことなりました。

「自分の仕事」を考える3日間というワークショップの
プレイベントという位置づけでの開催となります。

「自分の仕事」を考える3日間@奈良県立図書情報館
http://www.library.pref.nara.jp/event/talk_2009.html


以下は「It's a Wonderful Journey」に書いたもの。

�� + + + + + + + + + + + + + + 

昨年は参加者として訪ねたのですが、
全国から奈良に300名ほどが集まり、
とっても温かく想いのこもった時間を共有しました。
言葉にしがたいのですが、本当にすごい「場」でした。

まさか次にこのような機会をいただけるとは
思っても見なかったのですが、
旅の途中北海道で西村さんと出会ったり...
という偶然も手伝って報告会をさせていただくことになりました。

西村佳哲さんの
「自分の仕事をつくる」
「自分をいかして生きる」
この二冊は絶対に読んでみてください!

友廣裕一とご縁のある方ならば
必ずやよい出会いとなると思います。
ぼくの人生を大きく揺さぶった本です。

この度、このように僕が大好きな西村さんが聞き手になって下さり
奈良の地で報告会をさせていただけることになりました。

金曜日の夜ということで
参加が難しい方もいるかもしれませんが、
もしよろしければぜひともご参加ください。
この後の三日間に関しても、
わざわざ東京から行っても余りあるほどの時間が過ごせると思います。
僕が保証します。

もう既にだいぶ席が埋まっているようなので
早めの予約をオススメします。

▼前回の記録
http://www.library.pref.nara.jp/event/talk_2008.html

�� + + + + + + + + + + + + + + 

一人でも多くの方と、この素晴らしい時間を共有できますように。

どうぞよろしくお願いします!



2009年10月12日月曜日

[10/14]『ムラアカリをゆく』報告会@早稲田

大変ご無沙汰しております。
友廣です。

個人ブログの方にも掲載しましたが
あさって【14日(水)18:00~@早稲田】にて
報告会をさせていただくこととなりました。

正式なご連絡が遅くなってしまい申し訳ありません。

「持続可能な社会と市民の役割」という授業の
公開講座ということで一般の方の立ち入りも可能なので
もしよろしければぜひともお越しくださいませ。

ぼくの師匠でもある高野孝子先生もいらっしゃいます。
女性で初めて北極海を犬ぞりとカヌーで横断したという本物の冒険家です(笑)
自分の卑小さに恐縮しつつも、できる限りお伝えしようと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

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WAVOC提供オープン科目
「持続可能な社会と市民の役割」公開講座
『ムラアカリをゆく』報告会

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 「地域の現場を訪ねて伝えたい」という想いから東京を飛び出し
 人の縁だけを辿って約180日間の日本一周プロジェクトを終えた。

 各土地ではそこに根を張って生きる方の家に無償で泊めてもらい、
 一宿一飯の恩を返しながら日常の営みに寄り添わせてもらった。
 その中で地域に根ざした歴史や文化、そして「生き様」に触れてきた。

 「限界集落」「過疎地」というラベルで一括りに語られる現場を
 約70箇所以上訪ねてきて見えたこと、感じたことはなにか。

WAVOC提供オープン科目「持続可能な社会と市民の役割」を受講し、
 その一年間の出会いや学びからスタートした日本一周プロジェクト。

 問題意識を持ったあと実行するまでの道のりにはじまり、
 現場に行くことでしか得られなかったもの、そして旅をしたことで
 得られた問題意識を皆さんと共有できればと思っています。

 日本の中山地域の現場を知りたいと思っている方、
 日本の農山漁村に希望を持ちたいと思っている方、
 「地域」というキーワードで活動してこられた方、
 などとともに「限界ってなに?」「豊かさとは?」について
 考える機会がつくれたらと思います。

【講演者プロフィール】
 友廣裕一 (ともひろゆういち)
 早稲田大学商学部2008年卒業。
 「持続可能な社会と市民の役割」07年度受講生
 ミクロネシア連邦ヤップ島での自給自足生活や新潟県南魚沼市での体験を経
て、
 持続可能な社会の在り方を考える。『ムラアカリをゆく』と題して日本中の
 現場を訪ねる旅に出て今に至る。『ムラアカリをゆく』http://murakari.com/

【日時】
 2009年10月14日(水)18:15~19:45

【場所】
 早稲田大学早稲田キャンパス26号館402教室
 アクセス:http://www.waseda.jp/jp/campus/waseda.html

【自己負担額】
 無料

【申し込み】
 不要

【お問い合わせ】
 早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター
 Email:wavoc@list.waseda.jp ←@を半角に
 Tel :03-3203-4192