2010年2月11日木曜日

2.11 祝一周年★近況報告

#先日作成途中の記事が掲載されていました。申し訳ありません!


大変ご無沙汰しております。
友廣です。

いつも書こう書こうと思いつつ、
でも表現したいことが多すぎて...
自らの未熟さゆえ書くことができなくて。

義務的に頭で書くこともしたくなかったので
この間はちょっと蓄えさせていただいてました。

ただでさえ筆不精でご心配をおかけすることが多いので
これからはまた更新していこうと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

��

さて、そんなわけで
ご無沙汰していたのですが・・・

「ムラアカリをゆく」と題して
旅に出たのが2009年2月11日。
ちょうど一年前の今日でした。

寒い日の夜、コンビニでダンボールをもらい
期待と不安でいっぱいのなか「富山」と書いて
練馬IC入り口付近でヒッチハイクをしたところから
すべてははじまりました。

道に立った瞬間、富山出身のおじさんに声をかけられ
そのまま自宅まで行って一緒にお酒を飲んでからスタート、
なんてこともあったりして(笑)

ほとんどあてもなく、お金もなく、家も引き払って、
カバン一つで約180日間旅をしました。
それこそ、来週にはどこでなにをしているか
まったく分からないような毎日の中で
「今」という瞬間に全力を傾けようと思って過ごしていました。


なにも持たないぼくなんかに対して、
車に乗せてくださる方がいて、
ただで泊めてくださる方がいて、
様々なモノをくださる方がいて、
宴会を開いてくれることもあり、
今でも、農産物を送ってくださる方がいます。


本当に、お世話になりました。

写真を見ながら振り返っていると、
夢だったんじゃないかと思うほど
多くの出会いに恵まれていたことを実感。

なんだかすごく不思議な気持ちになりました。


「いろいろな人に助けられて今があります」

という言葉を、
よく政治家さんとか芸能人とかが言うのを耳にしますが、
日本で一番実感を持って言えるんじゃないかと思えるくらい
物理的にも、精神的にも助けていただいてきました。


これに慣れてはいけない。


そして、旅を終えてからの半年間、
この経験を、出会いを、ご恩を、
どのように返していけるのか...
ずっと考えてきました。


考えても考えても出てこなくて、
ちゃんと次の一歩を自信を持って決めるまでは
お世話になってきた方々に報告できない・・・

そんなことも思っていました。


しかし、
今年に入ってからはあらゆることが動き出して
自分の中の心境の変化もありましたので、
また報告していこうと思うにいたりました。


以下、長くなりましたが近況報告をいくつか。
��長いので暇なときにでもお読みください~)


昨年11月21~23日に「ムラアカリをゆく旅@高知」を企画しました。

詳しくはブログを見ていただきたいのですが、
これは自分の役割を改めて考え直すきっかけとなりました。
また次の展開に向けて動き出しています。


そして、昨年12月末には墨田区の下町にある
築70年の二階建て長屋に引っ越してきました。

大学時代からの仲間である川村氏と同居しているのですが、
通称「灯舎(あかりや)」として、早くも全国で出会った方や
地域とつながる活動をしている人たちが集まる場になっています。

墨田区では以前から縁あって
食育推進計画に外部推進委員として関わらせていただいているので
これからは墨田の地域コミュニティともつながっていければと思っています。

��

さらに、
今年に入ってからはちょっとした山場がありました。

1月8日午前には、
立命館大学の高嶋先生の授業(ゼミ)で
ゲストスピーカーとして登壇させていただきました。

地域活性化について学ぶゼミのようで
全国でぼくが現場を訪ねながら考えてきたことを
僭越ながら偉そうに(笑)お伝えさせていただきました。


その後、1月8日の夜には奈良県立図書情報館にて
「自分の仕事を考える3日間」というイベントの
プレイベントにてお話をする機会をいただきました。

一年前には参加者として訪れた会場で、
とっても大好きな西村佳哲さんにファシリテーターをしていただき
旅のことをお話させていただきました。

この話はいつかしっかり記したいと思いますが...
プレも本番も全てひっくるめて、
今年も本当に大切な時間をすごさせていただきました。

話を終えたあと、
ある女性がぼくの元へ来て下さり
目に涙を浮かべながら
「伝わりました」
と言ってくれました。

ある方は、
「話がうまくなくてよかった。
悩みながら言葉を選んで、葛藤している姿に共感した」
と言ってくださったり・・・

自分の経験が、
自分のもとを離れていく感覚をはじめて得ました。

「この経験は、自分だけのものじゃないだ」

しっかりと伝えて、
育んでいかねばならないと改めて思いました。
これも次の段階を意識する一つの契機でした。

��

1月10日は神奈川県愛川町の成人式にて
記念講演をさせていただきました。

こちらも僭越すぎる大抜擢でしたが、
400人ほど?の成人の方々を前にして
なんとか大役を果たさせていただきました。

自分自身の反省点は多々ありましたが
本当に貴重な機会をいただき、感謝です。

なにか少しでも、一瞬だけでも、
心に届いていたらいいなぁと思う次第です。
一生懸命お話させていただいたのですが、
伝えることの難しさを痛感しました。

��

いま現在の仕事としては、
アミタ持続可能経済研究所というところに所属しながら
東京都水産課の委託事業である漁業就業者受け入れのための
事業を担当させていただいてきました。

来週2月18~21日で漁師になりたいという方々を島にお連れして
漁師さんたちと沖に出たり交流したりというプログラムを実施します。

漁師さんとは旅の中でもあまり会うことがなかったので
そのパーソナリティや仕事に対する哲学などは学ぶことばかりです。

��

さらに、今月からは「自由大学」というプロジェクトの一環として
「地域とつながる仕事」という講座を同居人の川村と立ち上げました。

▼自由大学 「地域とつながる仕事」
��http://www.freedom-univ.com/lecture/detail206.html

2月末から3月末までの約一ヶ月間、
計五回の講義を行いながらそれぞれの「地域とつながる仕事」を
カタチにしていくために全力で関わっていく予定です。

それこそが今の自分にとっての
「地域とつながる仕事」なんじゃないか
と、ここ最近ようやく腑に落ちました。

��

長くなってしまい、
さらに落ちもなくてすみません。

パソコンが壊れてしまい、写真もなくて
読みづらいことこの上ありませんが(苦笑)
ここまで読んでくださりどうもありがとうございました。


「ムラアカリをゆく」
一周年、本当にありがとうございます。

これはひとえに皆様のご支援とご協力の賜物です。
ぼくが今日も前向きに生きていられるという奇跡も、
本当に支えてくださる皆さんのおかげです。

本当に有難う御座います。

これからもどうぞよろしくお願いします!


友廣裕一