5月5日
今日は朝から
木下さん一家を鹿児島空港まで送った後
宮崎県綾町へ連れて行っていただきました。
● 今日の出会い ●
-「綾の手紬染織工房」秋山さん
http://www.goto-chi.com/seisansya/tetsumugi.htm
-「オーガニック郷田」
綾町を導いた郷田町長の娘さんとお孫さん?が
経営されているオーガニックレストラン。
隣は薬局で、もともと薬局を営まれていたが薬を売らないという信念だそうです(笑)
http://www.shiwa-mirai.com/kaze/message.html
-「
綾国際クラフトの城 玄太染織工房」玄太さん
http://www.gurunet-miyazaki.com/mingei/sensyokukobo/gentasensyokukobo.htm
● 今日の一言 ●
観光振興はしなかった。
やったことは本物の生活づくり。
-故 郷田前町長の信念
● つれづれ日記 ●
産業がなく耕地も少なく
「夜逃げの町」と言われた綾町。
S40年以降、生産性向上とは反対の方向に向かったそうだ。
郷田前町長は町をあげて照葉樹森を守り、
企業誘致ではなく職人誘致をしてきた。
目指したのはホンモノのまちづくり。
「観光」という言葉を使わずして
まちづくりを進めてきた結果、
一年間に120万人が訪れる町になっているそうだ。
かつてはなにもなかった農山村。
今だって特別な資源はなにもない。
しかし、今日一日吉本さんに
案内していただいて気づいたことは、
あたりまえに存在するものが人を呼ぶということ。
森が人を呼び、
水を汲みに人が集まり、
おばあちゃんの作る食べ物が即完売する。
"ないものねだり"をせず、
"あるものさがし"を続けるという覚悟。
郷田さんも
秋本さんも
玄太さんも
みんな想いを持って続けた人でした。
玄太さんがおっしゃった言葉、
「横糸と縦糸が交わって面になっていくのに感動して...
気づいたら35年たっていた」
かっこいいです。
日本全国をまわっていると
至る所で耳にするのが綾町。
町全体が有機的につながり
同じベクトルのもとに動いている感じがあります。
そして、特別な資源や予算があるわけではなく
当たり前のことを当たり前に(ちょっと強引に)
時代のセンスを捉えて続けてきた結果の成果である。
郷田さんは他にも
一家多品運動、
屎尿・畜産糞尿・生ごみのリサイクル、
そしてなんと自らの私財を投じて
健康保険組合までつくってしまったという。
やはり「結果」の背景には
しかるべき「原因」がある。
地域の場合
その背後には必ず人生をかけた人がいる。
吉本さんのお話を伺う限り
郷田さんは相当の豪傑だったようだ。
一度はお会いしてみたかった・・・
それでも、
あの福井県の池田町も綾町を見本にしたと言っていたし、
日本全国から研修や視察という名の下に人が集まる。
綾町の事例は
希望を与えると思う。
大切なことが詰まっている。

*郷田前町長が守った2千haの照葉樹林

*時代を先取りして町をあげて有機農業に取り組んでいた。

*琉球染めを綾で受け継ぐ秋山さん。歴史に翻弄されてこられた話は壮絶だった。

*玄太さんの縦糸と横糸の感動からはじまる織物物語は素敵だった。
焼酎をぶらさげて花見をする企画があるとのこと・・・
まずは自分が楽しまないといけない、という理念も納得。

*オーガニック郷田のランチ。メニューはこれだけ。
めっちゃくちゃおいしい。素材がいきている。
ちなみに素材は息子さんが自然農的な農業でつくられている。