2009年6月9日火曜日

6.9 愛媛県宇和島市 *「段畑」で生きる

友廣@宇和島です。



今週で四国を立つので

複数箇所でいろんな人を訪ねるスタイルとなりました。



一箇所での滞在時間は短く、

お手伝いもできないので

家に泊めていただくのは申し訳ないし

車中泊が多くなりそうです。

住めば都とはよく言ったもので慣れれば快適です!



*



今日は朝からちょいちょいと作業をして

藤田圭子さんの実家である水荷浦(水ヶ浦)を訪ねることに。



三浦半島という長ぼそい半島に位置する
この土地には平地がなく、
かといって高い山もない。

生きるために山を開拓し
井戸から水を荷って来ていた。
それが地名にも残っているようです。

その生きるエネルギーの強さは想像を絶するものがあります。
この下の写真を見てみてください!



P6092221 (Small).JPG


これ、なんだと思いますか?

昨日大塚さんが
「コロッセオみたいっていう人がいるよ」
っておっしゃった意味が分かりました。


これが「段畑」というものです。

上から見たらこんな感じ。

P6092220 (Small).JPG

「高所恐怖症の人はいやがる」という言葉の意味も分かりました。

昭和初期くらいまでは
三浦半島全域でこのような光景が見られたそうですが
みかんのバブル→養殖漁業のバブル
という変遷を経て、いまはほとんど消えてしまったそうです。

二年前に文化庁の重要文化的景観に制定されたそうですが、
今も約20人の農家さんたちが4haの耕地にジャガイモやサツマイモをつくり
その生活によって、この景観は守られています。

お伺いさせていただいた
松田行雄さんが言うには
ここのジャガイモは日本一うまいとのこと。
大人気ですぐに売切れてしまうそうです。

いつも石垣のある光景を見るたびに
組んだ人々の気持ちに想いを馳せるのですが、

車も機械もなかった時代に

��~2m幅×50段はあろうかという段畑に生きるということ
その覚悟は想像を絶するものがあります。

しかし、
当時の写真集をパラパラと見せていただいたのですが
働くお父さんの顔、それを支えるお母さんの顔、家の手伝いをする子どもの顔・・・

そこには力強いなにかがありました。

少なくとも
「貧しくて可愛そう・・・」
なんていう感情とは程遠いなにか別の
いまの時代に必要ななにかを感じました。


段畑はいま、
観光地化に向けて動き出しているようですが、
このメッセージを伝えるものであって欲しいなと思いました。

*

その後は津島町の森田浩二さんを訪ねて
いろいろとお話をさせていただきました。

四国のまちづくり事情を聞かせていただき
井上将太くんから聞いた若松進一さんも紹介していただけることとなりました。
明日の朝からお会いしてきます!

そのあとは内子町を再び訪ね
立役者の岡田さんとお会いさせていただきます。

明日も盛りだくさんな一日になりそうです!


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