この旅で必ず訪ねたかった場所のひとつ、神山町。
実は1月に奈良県で行われた
「自分の仕事を考える3日間」というワークショップがあり
そこにゲストの一人として来られていたのが
神山町にて活動するNPOグリーンバレーの大南信也さんでした。
約30年前にスタンフォード大学の修士課程を卒業されて
地元で家業の建設業を経営されているが
その傍らで「せかいのかみやま」を目指して地域での活動をされている。
なんといっても、このサイトが秀逸だ。
「イン神山」
このサイトを見ればすべてわかる。
その活動はもちろんのこと、
ここにいる人のことも、
その飾らない雰囲気も、
分かりやすく一言であらわされた表現とは違い、
たくさんの人のたくさんの視点が
少しずつ丁寧に積み重なって
その総体として「かみやま」が見えてくる。
このサイトをつくったのがリビングワールドの西村さん。
ぼくがこの旅に出る上で、
重要なきっかけを与えてくださった方の一人だ。
「神山の人にはさわやかさがある。それを伝えたかった」
大南さんの思いを西村が仕組に落として
それが絶妙なバランスでそこに存在する。
「このサイトがフィルターになっているから、変な人は来ない。
素直でさわやかな人が自然と来てくれるんや」 と。
KAIR(Kamiyama Artist-in-Residence)という
アーティストインレジデンスのプロジェクトが
なんと、10年前から続けられてきた。
年に3人、世界中からの応募から選ばれた人が
空き家に滞在して町内に作品を残して行くというもの。
最近は有償(とっても安い)で町内の空き家を
アトリエとしてアーティストに貸し出すプロジェクトもされている。
ここで驚いたのが
アーティストから「画材を町まで買いに行きたい」という要望が出たら
事務局から地域の人たちが入っている携帯MLに情報が送られる。
すると「行ってもいいよ」という人が現れて
無償で連れて行くのだそうだ。
このボランタリーな仕組が
日常であたりまえに起こってしまうことで
海外からきたアーティストはおったまげる。
そして「カミヤマはすごかった!」というクチコミにつながるのだそうだ。
そりゃそうだ。
他にも、アメリカの「アドプト・ア・ハイウェイ」というプログラムを基にした
「クリーンアップ神山」という取り組みも日本で最初に行われたそうだ。
道路清掃を企業スポンサーを付けて行い
道路にその企業の看板を立てるというもの。
※詳しくはコチラ → クリーンアップ神山
また、この仕組のまわし方がすごくて、
基本的には「忙しい人は来るな」というスタンス。
乗り気ではないのにしがらみで来るというのは
どこかに歪みが起こるので持続的ではない。
だから、極力プレッシャーにならないように
電話などはかけないし、告知はメールのみなのだそう。
だからこそ、
「おもしろくなければ人は集まらない」
というシンプルなところに戻ってくる。
ぼくも学生団体の代表をやらせていただいていたので
この考えにはとっても共感できる。
※余談ですが・・・
※『早稲田リンクス』という団体でこんなことやってました。こんなイベントも・・・
さらにさらに、こういう仕組をまわすためには
コンセプト・ビジョンの共有が重要になってくる・・・
が、ここで機能してきたのがメーリングリスト。
なんと2000年8月から活用をはじめたのだそうで、
ここで大南さんが考えていることなどを
長い年月をかけて少しずつ発信されてきたことで
"情報"を超えた厚みのある想いが共有されている。
「ここは創造的過疎」という言葉にも納得。
いやー、おもしろい!
この後の展開がとっても楽しみな地域でした。
最近は特に、このブログもあなた自身も充実していますね!
返信削除また、お会いできる日が楽しみです!
その日が来ることを祈って・・・